2007年10月09日

茶畑の厄介者

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今日は晴れの予報にも関わらず、急にどしゃぶり、お茶刈り中断。
でも雨はすぐにあがったので、午後には再開できました。

そんな今日はお茶畑の厄介者を紹介したいと思います。
それが、これ。写真に映っているやたらと大きな雑草。
茶畑のど真ん中だろうと関係なく成長して、茶畑より大きくなってしまいます。

こんな雑草が生えたままだと、茶刈りのときにお茶と一緒に刈ってしまって、
お茶の品質を低下させる原因となるのです。
なので、お茶を刈る前に畝間を歩いて雑草をひっこぬかなきゃいけません。

畝は幅が30cmぐらいしかないので、大の男が歩くのは一苦労。
端から見ていると、水の中でもがいているみたい。笑
しかも、今日みたいに雨が降るとお茶の木が濡れているので、
畝間を歩くとズボンがびしょびしょに。

そんなちょっとした苦労が茶畑では繰り広げられているのでした。
もう少しで秋番茶が終わりそうだというのに、明日も雨の予報。
どうか、その予報がはずれますように・・・

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2007年06月04日

【茶娘塾6】完走!?乾燥!

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もみもみを終えた茶葉、ちゃあんとお茶屋さんで売っているような
お茶の形になりました。でも、まだ終わりじゃないんです。

この状態だとお茶の葉は水分を含んでいるので、
乾燥機を使って水分を飛ばし、貯蔵性をもたせます。
だから、お茶の葉ってあんなにパリパリしてるんですね。
(茶むすめは茶葉をポリポリかじるのが大好き!)

乾燥機には、写真にあるような引き出しのような形のもの、
帯の上を移動していく茶葉に熱風をかけるタイプのものがあります。
(熱風の温度は80〜90℃です)

乾燥を終えた茶葉は、「荒茶」 と呼ばれます。
このままでも十分美味しく飲めるのですが、木茎や粉なども含まれ、
形もそろっていない、ちょっと不格好なお茶です。

この荒茶の風味を向上させ、商品価値を高め、上級品から並級品まで
各種グレードの市販茶を作るのが、「仕上げ加工」 です。
火入れをして香味をつけたり、お茶の形を整えたり、選別を行います。
お茶屋さんで販売しているお茶のほとんどがこの「仕上げ茶」なんです。

我が家では仕上げは業者にお願いしています。
「仕上げ加工」を終えたお茶が戻ってくるのがとっても楽しみ♪
こうやって皆さんが口にするお茶ができているというわけです!

茶むすめ塾」はこれでひとまず終了。ご静聴に感謝です!
また、935の知識が増えたら開講したいと思います!

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2007年06月01日

【茶娘塾5】お次はもみもみ!

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さあて、茶むすめ塾もいよいよ佳境へと入って参りました!
蒸された茶葉はこれから長〜い「もみもみ」の工程に入ります。

【煎茶の製造工程】 蒸熱 → 粗揉 → 揉捻 → 中揉 → 精揉 → 乾燥

まずは、茶葉を熱風の中で攪拌し、揉み込みながら茶葉の水分を
均一に効率よく蒸発させます。(粗揉) 蒸し機から出てきたときは、
しっとりしていた茶葉が 「モリゾー」 みたいになります。

続いて、三角形の分銅のついたお釜のような機械に入り、
ぐるぐるもみもみされます(揉捻)。このときだけは熱を加えず、
水分を揉み出しながら、茶葉全体の水分を均一にします。
「千と千尋の神隠し」 の 『苦団子』 風のものが出来上がります。

中揉では、茶葉を軽く揉みながら乾燥を進めていきます。
ただ、この機械は中が見えなくなっているので、詳細は不明。
洗濯の乾燥機みたいにぐるぐるまわっていると予想。

最後に精揉。935はこの機械を見るのが大好き!
飽きることなく何分でもへばりついていられます。(近寄ると暑い!)
この機械は、お茶を針状に整形します。写真では分からないけれど
ものすごい巧妙な動きをするんです。あ〜!皆にも見せたい!

こうして、4〜5時間のもみもみ経て、やっとお茶の原型ができると言うわけ。
私は以前、お茶は葉を細く刻んで炒って作るものだと思ってました。
長い時間かけてしっかりと揉まれるから、あんなに味わい深いものになるんですね。

「お茶ができるまで」 に興味をもっていただけたでしょうか?
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次回の茶むすめ塾では、乾燥・仕上げについてご説明します。お楽しみに♪

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2007年05月30日

【茶娘塾4】まずは蒸すことから!

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久しぶりの休日で一息いれた「茶むすめ塾」!
いよいよ今日からお茶の製造(加工)方法についてご紹介します。

製造の第一段階は加熱処理、お茶の葉の酵素を働かなくさせ、
生葉に含まれる臭みを除去し、葉を柔らかくして揉みやすくします。
(加熱処理のことを中国では「殺青」といいます)

加熱の方法は蒸気を使います。日本の緑茶のほとんどがこの方法です。
(中国緑茶は釜で炒る方法が多いみたい)

写真にあるように、蒸気の筒の中を茶葉が通る仕組みになっています。
この中では胴と軸が回転していて、茶葉が攪拌されます。
蒸す時間は大体30秒くらい。思ったより短くありませんか?
(蒸し時間を長くすると「深蒸し煎茶」になります。大体60秒くらい。)

蒸された葉は冷却機を通ってすぐに冷やされます。
そして、いよいよお茶を揉む工程へ!が、続きはまた明日♪

この蒸したお茶の感触、言葉ではうまく言い表せないけれど、
しっとりすべすべでなかなか気持ちよいんですよ!
「おいしいお茶になるんだよ〜」との思いを込めて見守っています。

それでは、次回をお楽しみに!

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2007年05月26日

【茶娘塾3】刈って、刈って、刈りまくれ!

さて、今日はお茶の刈り取りですね!お茶農家のメインイベントです!

昨日説明したように、お茶の樹は芽をどんどん伸ばします。茶刈りはその生長の
途中で行われるため、刈り取る日によって芽の収量や品質に差ができてしまいます。

早すぎても遅すぎてもいけません。収量と品質のバランスがとれた絶好のタイミングで
一気に刈り取る!だからお茶の時期というのはとてつもなく忙しくなってしまうのです。
もちろん刈った芽は保存が利かないのですぐに加工しなくてはいけませんしね。

我が家の茶刈りは5月に入ってから始まりました。
有名な歌にもある「八十八夜」の頃ですね。これが一番茶です。

chakari.jpg


上の写真は乗用の茶刈機でお茶を刈っているところ。
人が乗っている部分の下にお茶畑と同じくらいの横幅の歯があり、
そこで刈ったお茶の芽を風で後ろに吹き飛ばし、袋に受けます。

進む速度は人がかなりのんびり歩くくらいで、けたたましい音がします。
たすきを掛けた茶娘がカゴを片手に摘んでいるところを想像していると、
その違いにびっくりしてしまいますよね。手摘みは高級茶用に一部の畑で行う
だけで、省力・能率化を進めるため、ほとんどの畑で機械が使われています。

このあたりはお茶農家が多いので、町中で茶刈機の音が鳴り響きます。
「風物詩」というにはあまりにも風情がないけれど、これも名産地ならではですね。

さあて、明日はお茶の加工について、そう皆さんが口にするお茶になるまでをご紹介します。
お茶農家は生産だけではなく、加工もやるのが面白いところ!
お茶の善し悪しは工場できまる!それでは、お楽しみに♪

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2007年05月25日

【茶娘塾2】お茶畑の秘密

秘密ってほどのことでもないんですが、私が度会にきて最初に気付いた事
それは、お茶畑には、「かまぼこ型」 と 「とうふ型」 があるということ!

皆さんも美しい茶畑をなんとなくイメージすることはできると思いますが、
そのお茶の樹ってどんな形をしているかわかりますか?

答えはこんな感じ!

jyuku02.jpg


このお茶畑の形の違い、お茶の芽を収穫するときの機械の違いでこうなっているんです。
「かまぼこ型」 は手で持つタイプの刈り取り機、「とうふ型」 は乗用の機械が入ります。

お茶の刈り取りについては、次回改めてご説明しますが、我が家のお茶畑は
「とうふ型」が多くなっています。乗用の機械が入れない斜面や小さな畑は「かまぼこ型」。
静岡で新幹線から見える茶畑は急斜面にあるため、ほとんど「かまぼこ」ですね。

お茶の樹は、一度葉を摘んでもまた新しい芽が伸びてきます。そのため、日本では
年に2〜4回の収穫が可能で、刈り取る順番に一番茶、二番茶となっています。
しかも経済的寿命は30〜50年と長生き!こんな農産物って他にはないみたいですよ。

明日はいよいよ、お茶の刈り取りについてです!お楽しみに♪

※ご注意!
文中の 「かまぼこ型」、「とうふ型」 という言葉は935が茶畑の見た目から付けた名前で
正式名称ではありませんので、ご注意ください。(正式名称は私も知りません・・・とほほ)

茶畑の形は他にもあるようですが、ここでは我が家にある2種類だけをとりあげています。

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2007年05月24日

【茶娘塾1】お茶とはなんぞや!?

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さて、一番茶も終わったことだし、工場の様子でも報告しようと思ったのですが・・・
考えてみたら、この日記を読むほとんどの方にはお茶農家の仕事って未知の世界ですよね。

私も日本茶アドバイザーの資格は取得しましたが、知識だけあっても、
こっちにきて実際に目で見るまでわからなかったことがたくさんありました。

というわけで、新米お茶農家のヨメがお茶についてわかりやす〜く説明しちゃいます。
『茶むすめ塾』 として張り切って連載しますので、お楽しみに♪

初回の今日は、そもそも「お茶ってなんぞや?」ってことをお話したいと思います。

〜 お茶とはなんぞや!? 〜

お茶農家に嫁ぐという話をしたとき、「私も麦茶よく飲むよ!」と言われたことがあります。
ちょっと待てよ。麦茶ってお茶だっけ?麦茶は麦だけだよな・・・

そう、日本では、麦茶、昆布茶、どくだみ茶のように湯で浸出する、もしくは煎じて
飲むものを ○○茶 と表現することがあります。

でも、ここで登場するお茶は、これらを含みません。ツバキ科の常緑樹の
葉の部分を加工したもの、中でも「緑茶」について説明したいと思います。

実は、緑茶も紅茶も烏龍茶も原料は同じです。製造方法が異なるんです。
茶の葉がもつ酸化酵素の働きを止めたものが緑茶(不発酵茶)、途中で
止めたのが烏龍茶(半発酵茶)、十分に活性させたのが紅茶(発酵茶)です。

私はこの “緑茶” の専業農家に嫁いだというわけです。
茶の樹の栽培、収穫、工場での加工をしてお茶を生産しています。

明日はこのお茶の樹について説明したいと思います。
お茶話はまだまだ始まったばかり!よろしくお付き合いくださいませ♪

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